えちごツーデーパスをご存知でしょうか?
新潟の鉄道に沢山乗りたい!
北越急行、えちごトキめき鉄道にも乗りたい!
新潟の観光列車にも乗りたい!
という方に必見のお得なきっぷです。
また、えちごツーデーパスは、
東京からだと使える?
どこで買えるの?
どうやって使うの?
という疑問も多々あると思いますので、合わせて解説して行きます。
1.えちごツーデーパスとは
えちごツーデーパスとは、新潟県内の鉄道が2日間乗り降り自由になるお得なきっぷです。
普通列車のみに留まらず、別途特急券を購入すれば在来線特急、上越新幹線にも乗車出来ます。
さら、JRで発売されているきっぷですが、新潟県内を走る
「北越急行ほくほく線」
「えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン」
「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン」
の3路線にも乗車することが可能です。
2.えちごツーデーパスの概要
購入方法
購入は、「新潟県内の駅」に限られます。
購入場所は、
- 「フリーエリア内、上越妙高駅のJRの指定席券売機、みどりの窓口」
- 「フリーエリア内の駅たびコンシェルジュ、主な旅行会社」
- 「えちごトキめき鉄道 春日山駅、高田駅、新井駅、妙高高原駅、糸魚川駅の各駅」
です。
首都圏のJRの駅では購入が出来ません。
発売期間
2024年3月31日まで
有効期間開始日の1ヶ月前から発売を開始、有効期間開始日(当日)まで発売します。
利用期間、有効日数
2023年版であれば、「2024年3月31日」までの「金・土・日・祝日、GW、夏休み期間、年末年始期間」の設定した「2日間」です。
フリーエリア
- 上越新幹線:越後湯沢ー新潟
- 信越本線:直江津ー新潟
- 羽越本線:新津ー府屋
- 白新線:新潟ー新発田
- 米坂線:坂町ー小国
- 越後線:新潟ー柏崎
- 弥彦線:東三条ー弥彦
- 上越線:越後中里ー宮内
- 飯山線:越後川口ー津南
- 只見線:小出ー大白川
- 磐越西線:新津ー野沢
- 北越急行ほくほく線:六日町ー犀潟
- えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン:直江津ー妙高高原
- えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン:直江津ー市振
金額
大人:2740円/小児1370円
注意点
①土日祝のみ利用可能
えちごワンデーパスは、土日祝の他に、平日の利用が可能です。
しかし、えちごツーデーパスは土日祝のみ利用可能です。
②特急・新幹線に乗車の場合は、別途指定席特急券or自由席特急券が必要
「えちごツーデーパス」では、特急券を組み合わせることで新幹線・特急列車にも乗車する事ができます。
乗車できる列車と区間は、
- 上越新幹線:越後湯沢ー新潟
- 特急いなほ:新潟ー村上
- 特急しらゆき:新潟ー新井
です。
※別途区間外の乗車券・特急券を持っていれば併用可能
例1)
特急いなほ→乗車区間:新潟ー酒田
乗車券:えちごツーデーパス+府屋ー酒田間の乗車券
特急券:新潟ー酒田間の自由席特急券
例2)
上越新幹線とき号→乗車区間:新潟ー大宮
乗車券:えちごツーデーパス+越後湯沢ー大宮間の乗車券
特急券:新潟ー大宮間の指定席特急券
3.東京から使うには
東京からの「えちごツーデーパス」の購入方法を2パターンご紹介します。
①越後湯沢で「えちごツーデーパス」を購入
東京からであれば、最も近い新潟県の新幹線駅は「越後湯沢駅」になります。
この駅は、
「上越新幹線」
「JR上越線」
「北越急行ほくほく線」
が乗り入れを行っています。
東京ー越後湯沢間はJR東日本の新幹線eチケットを利用して、ここの駅で「えちごツーデーパス」を購入すれば、JREポイントがより貯まり、お得に新潟旅行が可能になります。
この駅から、再度上越新幹線に乗車するのもあり、ほくほく線で直江津方面に行くこともできます。
②上越妙高で「えちごツーデーパス」を購入
北陸新幹線の上越妙高駅でも「えちごツーデーパス」は購入できます。
ここの駅であれば、東京からの方だけでなく、長野県内からの方も利用しやすい駅だと思います。
ここからは、えちごトキめき鉄道しか利用できる路線はありませんが、時間が合えば「新潟行きの特急しらゆき」に乗車することができます。
※これ以外に使う方法
事前に新潟県内で購入し、利用日当日に通常の乗車券と併用することも可能です。
例えば、8月29日に新潟県内での出張があり滞在時に9月16日からの「えちごツーデーパス」を購入。
その後、9月16日の「東京ー越後湯沢間の乗車券」、「東京ー新潟間の新幹線自由席特急券」を購入。
このように予め、
- 「東京ー越後湯沢間の乗車券」
- 「東京ー新潟間の自由席特急券」
- 「上記の利用日に準ずる「えちごツーデーパス」」
を準備すれば併用が可能です。
4.北陸から使うには
北陸地方からの「えちごツーデーパス」の購入方法をご紹介します。
①糸魚川で「えちごツーデーパス」を購入
北陸エリアからであれば、購入できる最も近い駅は、「糸魚川駅」になります。
この駅は、
- 「北陸新幹線」
- 「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン」
- 「JR大糸線」
が乗り入れをしています。
購入できるのは、「えちごトキめき鉄道」の窓口のみとなっています。購入箇所に要注意です。
また、北陸エリアからであれば、「北陸おでかけtabiwaパス」が土日祝限定で利用できるので、とても相性の良いお得なきっぷです。
この「北陸おでかけtabiwaパス」を利用すれば、直江津までがフリーエリアなので、わざわざ「糸魚川駅」で途中下車しなくても良いということになります。
- 北陸エリアから一番近い購入可能駅は「糸魚川駅」
- 北陸おでかけtabiwaパスを利用していけば、「直江津駅」で購入できる
※北陸おでかけtabiwaパス利用者は「糸魚川駅での途中下車不要」
5.えちごツーデーパスを使って乗りたい観光列車
①日本酒×ジャズ「越乃Shu*Kura」
JR東日本が提供する「乗って楽しい列車」
その一つが「越乃Shu*Kura」です。
えちごトキめき鉄道上越妙高駅を起点に、信越本線・上越線を経由し、飯山線十日町まで運行する観光列車です。
車内では、新潟県の名産品の「日本酒」が楽しめるお酒好きにはたまらない列車です。
列車内にある売店カウンターでは、厳選した新潟県の日本酒を利き酒できるコーナーが設置されています。
また、お酒が苦手な方でも列車からの景色を楽しめたり、列車限定のスタンプがあったりと様々な楽しみ方があります。
②笹川流れを堪能「海里」
「海里」はJR東日本の「のってたのしい列車」で一番新しい観光列車です。
運行区間は、新潟から白新線・羽越本線を経由して山形県酒田駅まです。
府屋ー酒田間は「えちごツーデーパス」の範囲外になってしまいますが、全区間乗車しても乗ってよかったと感じられるおすすめ観光列車です。
車内は、リクライニングシートの他に4人まで使えるコンパートメント席があるのも特徴的です。
実際に乗車したときのレポートはこちらから
6.まとめ
1日1370円は安すぎる!
「えちごツーデーパス」は2日間利用できて2740円です。
さらに、別途特急券を購入すれば、上越新幹線・新潟県内を走る特急列車にも乗車できます。
新潟ー直江津や新潟ー越後湯沢の片道でもほぼほぼ元が取れてしまうので、無理に使う必要もありません。
上手く列車を組み合わせることで観光列車への乗車も可能です。
ぜひ、えちごツーデーパスを使って、お得に充実した新潟観光を楽しみましょう!