皆さん、こんにちは!ゼロです!
今回は、JR東日本が発行する株主優待券について解説していきます。
JR西日本の株主優待券についても解説しています!
↓JR西日本の株主優待の解説はこちらから↓
まずは、そもそもの株主優待とはなんぞや?という所から解説していきます!
株主優待とは
株主優待とは、企業の株を保有し、その保有株ごとに企業からのお礼として発行されるものです。
株主優待券が発行される保有株数は。企業によってまちまちなので、確認が必要です。
株を持っていない人が、どのようにして株主優待券を得られるのか?
基本、JRや大手私鉄、航空会社の株主優待券は、株主しか得られません。
ですが、株を持っていない人でも、株主優待券を買うことが出来ます。
それは、ズバリ金券ショップです。
金券ショップでは、JRや私鉄の回数券などをばら売りをしているお店のこと。
回数券以外にも株主優待券を取り扱っているのです!!
なので、一般の人(株を保有していない人)でも購入することが出来ます。
JR東日本の株主優待券は、1枚3000円~4000円の相場です。
JR東日本 株主優待券概要
ここからは、JR東日本の株主優待券にフォーカスを当てて書いていきます。
現在は、2022年度に発行された有効期限が「2022年6月1日~2023年6月30日」までの株主優待券が有効です。
利用方法:1枚の割引券を運賃か料金のどちらか、またに双方の割引に利用することが出来ます。
例)東京ー(東北新幹線 はやぶさ号)ー仙台
運賃(乗車券):6050円
料金(新幹線特急券):5360円
のどちらか、またはどちらにも適応することが出来ます。
割引率:1枚=4割引
割引の対象範囲:運賃(乗車券)=JR東日本管内の普通片道乗車券
料金(特急券等)=JR東日本管内の特急券、急行券、グリーン券、座席指定券とし、1列車のみ
グランクラス・プレミアムグリーンは割引にならない
発売箇所:JR東日本管内のみどりの窓口、びゅうプラザ、提携販売センター等
株主優待券を最大限活用するには
一筆書ききっぷにするべし!!
株主優待券の利用可能範囲は、
北は、青森県の全域。南は、静岡県の伊東駅
西は、新潟県の直江津駅、長野県の南小谷駅
東は、千葉県全域
と、とても範囲が広いことが特徴です。
なので、一筆書ききっぷにして旅行を行った方が、安く、沢山の都市へ旅ができます。
一筆書ききっぷとは、同じ駅を2度通らず、且つ後戻りしない経路のきっぷである
モデルルートを紹介!
東京発 新宿着の一筆書ききっぷ
東京ー(東北新幹線)ー新青森ー(奥羽本線)ー秋田ー(羽越本線)ー新発田ー(白新線)ー新潟ー(上越新幹線)ー高崎ー(北陸新幹線)ー長野ー(信越・篠ノ井線)ー塩尻ー(中央東線)ー新宿
このようなルートだと、同じ駅を2度通っておらず、且つ後戻りしない片道乗車券となります。
このルートの中の1列車のみ、特急券・グリーン券も割引されます。
モデルルートの比較
では、このモデルルートの実際の金額と4割引後の金額を比較していきましょう!
今回は、東北新幹線はやぶさ号のグリーン車指定席を東京~新青森で利用した場合で比較します。
営業キロ=1802.7キロ 券面区間=東京都区内→東京都区内
運賃 | 特急券(通常期) | 特急券+グリーン券 | |
通常金額 | 19030円 | 7330円 | 13400円 |
4割引後の金額 | 11410円 | 4390円 | 8040円 |
株主優待券を使うとかなり安くなることがよくわかります!!
自分で好きなルートを考えて、お得に旅に出ましょう!
株主優待券のメリット・デメリット
株主優待券にも、お得なきっぷなどに比べて、メリット・デメリットも存在します。
メリット・デメリットを確認した上で、使うのもありです。
メリット
①好きな期間・都合の良い日程で使える
→これが株主優待券の最大のメリットだと思います。
他の企画乗車券やお得なきっぷには、制限があり、ゴールデンウイークやお盆休みなど繁忙期といわれる時期には使えないこともしばしば。
ですが、株主優待券は、そんな期間関係なく使用することが出来ます!
②好きな行程を作れる
→自分が思い描いている行程や列車などをカスタマイズして旅行することが出来ます!
③有効期間を長くすることが出来る!
→企画乗車券やお得なきっぷだと、有効期限が3日間等々制約があるものの、優待券を使った乗車券は、営業キロ数に応じて日数が増えていく仕組みです。
先ほどのモデルルートだと営業キロが1800キロを超えていたので、有効期間は11日となります。
デメリット
①同じ駅を2回通れない、後戻りができない
→これが株主優待券を使った乗車券最大のデメリットです。
お得なきっぷでフリーパス型のものだと、有効区間乗り降り自由!!なので、それに比べると残念なポイントになりなす。
②割引できり列車が1列車のみ
→複数の特急列車を使う場合のみ、デメリットになります。
JR西日本やJR九州の株主優待券では、行程の全列車に割引が効きます。
なので、それと比較をしてしまうとデメリットになってしまいます。
③事前に株主優待券を準備しなければならない
→駅の窓口や券売機に行く前に、金券ショップに行き、優待券を購入するという手間が生じます。
中には、取り扱いのないお店もあったりするので、入手面でも手間がかかるので、デメリットに入れました。
④経路が多すぎたり、複雑だと、乗車券の発行に時間がかかる
→モデルルートのように、沢山の経由路線や駅があると、切符を作る機械では作れずに駅員さんの手書きのきっぷになってしまいます。
このような場合、乗車券発行までに最低5日程かかると思います。
実際に、経路が決まっていて、乗車予定の新幹線・特急が決まっていれば、早めに駅の窓口に行きましょう。
最後に
JR東日本の株主優待券はとてもお得に東日本を周遊できるものです。
きっぷの知識を身に着けて、理想の鉄道旅をしてください!
まだ見ぬ東日本の旅へ出発!!
おわり