各会社に存在する株主優待。以前は、「JR東日本」「JR西日本」の株主優待券についてご紹介をしました。
今回は初めて「大手私鉄」の株主優待についてご紹介します。
第1弾は「東武鉄道」です。
関東1都4県に路線を持つ東武鉄道は、関東の中で1番路線規模が大きい私鉄です。
東武スカイツリーライン「浅草」を起点に、
- 「日光・鬼怒川温泉」「会津エリア」
- 「宇都宮エリア」
- 「太田・赤城エリア」
また東武東上線「池袋」を起点に
- 「川越」
- 「越生」
- 「小川町・寄居」
さらに、東武アーバンパークライン「大宮」を起点に
- 「流山おおたかの森」
- 「柏」
- 「船橋」
といった様々なエリアに行けるのが東武鉄道の魅力的です。
また、東武鉄道には種類豊富な特急列車を運行しており、日光・鬼怒川温泉方面を主に運行しています。
そんな魅力ある様々なエリアを持ち、様々な特急列車を運行している東武鉄道の株主優待について見ていきましょう。
1.東武鉄道の株主優待
東武鉄道の株主優待券の概要
東武鉄道の株主優待は、東武鉄道の株を100株以上保有をしていると、年間で2枚貰える仕組みになっています。
投稿時点での東武鉄道の株は「1株3679円」でした。
100株となると、3679円の100倍となるので「367900円程」が必要になってきます。
「そんな大金持ってないし、ハードルが高すぎる!」
と思ったそこのあなたに手にしやすい方法をお伝えします。
株を持っていない人でも株主優待券を入手する方法
金券ショップを利用する
1番手っ取り早く、1番簡単に入手できる方法が「金券ショップ」の利用です。
「金券ショップ」では様々な金券類を取り扱っており、以前ご紹介した「JRの株主優待券」を筆頭に「大手私鉄の株主優待券」も取り扱っているところが多いです。
もちろん、売られないと店頭に並ばないので、場合によっては売り切れもあることを注意して頂ければと思います。
東武鉄道株主優待券の相場
大体の相場は、「1枚800円〜950円」程が相場になります。
浅草〜鬼怒川温泉間が「片道1590円」になるので、遠い場所へ行けば行くほどお得に利用できることがわかります。
金券ショップが多くあるエリア
ここからは、金券ショップが多くあるエリアをご紹介します。
東武鉄道が運行している関東エリア、特に首都圏エリアにスポットを絞ると
「新宿」「新橋」の2大拠点です。
この「新宿」「新橋」には「金券ショップ」が大量に集まっており、それぞれのお店が近いため値段の比較がしやすいことが特徴です。
是非、行く機会がありましたら1度立ち寄って見ることをおすすめします。
2.株主優待券の利用方法
株主優待券の利用方法はとても簡単です。
購入をしたら、駅の自動改札機に「株主優待券」を入れるだけです。
入れると「乗車駅」が印字されるので、片道1回利用できるようになります。
区間の指定はなく、どこでも自由に降りれるというのはいいですね。
株主優待券は、片道1回の利用に限ります。
乗り降り自由なフリーパスとは違うので注意が必要です。
3.株主優待券で特急に乗れるのか
結論から言うと「乗れます」
「駅」や「インターネット」で発売されている「特急券」を購入することで、「株主優待券と併用」することが出来ます。
駅で購入
駅の券売機で、特急券を選択。
乗車したい特急を選択し、購入。
券売機は駅の外だけでなく、特急列車の停車駅のホームにも設置されています。
急遽乗ることになってもホーム上の券売機で変えるのは有難いポイントですね。
インターネットで購入
インターネットで「東武鉄道 特急」と検索すると「東武鉄道の特急列車予約サイト」が出てきます。
そこから、乗車日・時間・区間を選択すれば該当する特急列車が出てきます。
乗りたい列車を選択し、インターネット上で決済。
後日、駅にて発券する仕組みです。
インターネットでの購入のメリットは、
- 「わざわざ駅に足を運ばなくても良い」
- 「人気列車を事前に予約出来る」
と言った点です。
2023年7月にデビューした「スペーシアX」は半年経っても人気列車であり、平日でも満席になることが多いです。
そのような列車を家や会社に居ながら予約できるのはとても有難いことです。
是非、活用しましよう。
4.実際に利用した感想
実際に「株主優待券」を利用して東武鉄道に乗ってきたのでそのときの様子をお伝えします。
- 乗車日:2023年12月5日
- 乗車区間:大宮〜春日部〜東武宇都宮
- 株主優待券購入金額:1枚850円
(大宮〜東武宇都宮:片道1090円 240円お得)
今回は、宇都宮ライトレールに乗りに行く目的でせっかくならということで「東武鉄道」を利用してみました。
JRに比べると圧倒的に時間がかかってしまいますが、
価格を比較すると
- JR宇都宮線利用→大宮〜宇都宮:1340円
- 東武鉄道利用→大宮〜春日部〜東武宇都宮:片道1090円
と約250円ほど安くなります。
株主優待券を850円で購入した私は、490円お得になりました。
お得さは低めですが、鬼怒川温泉や東武日光に行く際はお得度がもっと高まります。
往路は全て普通列車での利用。
大宮からは乗り換えを3回(春日部・南栗橋・新栃木)、約2時間程で到着しました。
5.まとめ
「東武鉄道」の株主優待券は、金券ショップで気軽に入手することが出来て、首都圏エリアから手軽に日光・鬼怒川温泉方面へお得に行けるきっぷです。
また、特急列車にも乗車することが出来て、今話題の「スペーシアX」や「リバティ」に乗車できるチャンスもあります。
どこか旅行に行く時の参考になれば幸いです。