お得なきっぷ

【北海道・東日本はこの一枚!】北海道&東日本パスを使って7日間でどこへ行く?

1日あたりの値段が「青春18きっぷ」より安いきっぷをご存じでしょうか?

さらに、オプション券を買うと北海道の新幹線・特急列車にも乗れてしまうきっぷをご存じでしょうか?

今回は、そんな魅力が詰まった「北海道&東日本パス」をご紹介していきます!

1.北海道&東日本パスとは

北海道&東日本パスは、春夏冬の3シーズンで利用できる「お得なきっぷ」です。

きっぷの名前の通り、北海道と東日本エリアの列車が乗り放題になるきっぷです。

青春18きっぷとよく似ているきっぷです。
また発売シーズンも同じような期間なのでよく比較対象になります。

青春18きっぷよりも安く移動が可能でありながら、
北海道のみで利用できるオプション券を活用すると通常の乗車券同等レベルまで格が上がります。

それでは青春18きっぷと比較をしてみましょう!

2.青春18きっぷとの違い

自動改札を利用できる

意外に、自動改札が利用できる点はとても良いことではないでしょうか?

わざわざ駅員さんのところへ行き、きっぷを確認してもらうのは双方大変だなと感じると思います。

ですが、北海道&東日本パスは、通常の乗車券サイズなので自動改札もいつも通り使えます!

利用期間が連続7日間

青春18きっぷとは違い、連続7日間での利用しかできません。

期間内の好きな日を5日間(5人分)選んで使うということが出来ないので、
7日間フル活用したい方でないと買いづらいきっぷかもしれません。

しかし、7日間で11330円という格安さは青春18きっぷを越えており、
1日あたり、おとな1620円程です。

複数人での利用が出来ない

これも青春18きっぷとは違い、1枚のきっぷで1人のみ利用が出来ます。

2人で北海道&東日本パスを利用する場合は、2枚必要になるので注意が必要です。

「北越急行」「IGRいわて銀河鉄道」「青い森鉄道」で利用可能

北海道&東日本パスは第三セクターである

・「北越急行」
・「IGRいわて銀河鉄道」
・「青い森鉄道」
の3社全線で利用が出来ます。

青春18きっぷでは、青い森鉄道の特例を除き運賃が必要になるのでとてもお得ですね。

盛岡から青森へ抜ける場合は、どうしても「IGRいわて銀河鉄道」「青い森鉄道」を利用しなければならないので
北海道&東日本パスは使い勝手のよいきっぷだと思います。

JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州では利用できない

北海道&東日本と名の付く通り、
・「JR東海」
・「JR西日本」
・「JR四国」
・「JR九州」
のJR各社では利用が出来ません。

上記の鉄道会社を使う場合は「青春18きっぷ」を利用しましょう!

3.北海道&東日本パスの概要

販売期間・利用期間

2021年度

2021年度は春季・夏季・冬季で発売することが発表されています。

発売期間

春季:2/20~4/16
夏季:6/20~9/24
冬季:12/1~1/4

利用期間

春季:3/1~4/22
夏季:7/1~9/30
冬季:12/10~1/10

有効日数

利用期間内の連続する7日間

発売金額

おとな:11330円(1日あたり約1619円)
こども:5660円(1日あたり約809円)

発売箇所

・JR北海道の主な駅の「指定席券売機」「みどりの窓口」・主な旅行会社
・JR東日本の主な駅の「指定席券売機」「みどりの窓口」「びゅうプラザ」・主な旅行会社
一番手軽に簡単に買えるのは、各駅に設置されている「指定席券売機」です。
「指定席券売機」画面の「お得なきっぷ」から選択すると出てきます。

4.北海道&東日本パスで利用できる新幹線・特急列車(特例)

北海道&東日本パスにも「特例」が存在し、新幹線・特急を利用できる区間が存在します。

新幹線区間1区間と特急2区間を紹介します。

1.北海道新幹線(新青森~新函館北斗間内の相互発着利用)

一つ目は北海道新幹線です。

北海道&東日本パスに北海道新幹線区間の新青森~新函館北斗間内の相互発着の特急券を
併用するときに利用が出来ます。
例)
①北海道&東日本パスと新青森~新函館北斗間の特急券→〇
②北海道&東日本パスと奧津軽いまべつ~新函館北斗間の特急券→〇
③北海道&東日本パスと木古内~新青森間の特急券→〇
④北海道&東日本パスと盛岡~新函館北斗間の特急券→×
⑤北海道&東日本パスと八戸~新函館北斗間の特急券→×

というように、北海道新幹線の区間内の特急券であれば併用可能です。

新青森以南の東北新幹線からは利用が出来ません。

2.石勝線 新夕張~新得間の相互発着での利用

2つ目は、JR北海道から石勝線の区間です。

新夕張~新得の間には普通列車が走っていません。
この区間を走る列車はすべて特急列車なのでこのような特例が設けられています。

この区間の相互利用の場合には、「特急券は不要」です。
北海道&東日本パスのみで特急列車の「自由席」が利用ができます。

しかし、相互発着外で特急を利用する場合、指定席・グリーン席を利用の場合は、別途乗車券と特急券が必要になります。

例)北海道&東日本パスの利用の可否
①新夕張~トマムの自由席利用→〇
②新夕張~新得の自由席利用→〇
③新夕張~新得の指定席利用→×(新夕張~新得までの乗車券と指定席特急券が必要)
④新夕張~帯広の自由席利用→×(新夕張~帯広までの乗車券と特急券が必要)
⑤新得~南千歳の自由席利用→×(新得~南千歳までの乗車券と特急券が必要)

以上のように、新夕張~新得の区間の中では
北海道&東日本パスだけで特急列車の自由席に乗れるよ!というように覚えておくと
そんなに難しくはないですね。

3.奥羽本線 青森~新青森間の相互発着での利用

この区間では、普通列車の他に「特急つがる」が運行されています。

新青森での新幹線への接続等が考慮された結果、この区間でも特急列車の自由席が利用できます。
普通列車の本線が極端に多いわけではないので、とても重宝する区間と言えます。

この区間も詳しく例を挙げてみます。
例)
①青森~新青森間の特急列車の自由席利用→〇
②青森~新青森間の特急列車の指定席利用→×(青森~新青森間の乗車券と指定席特急券が必要)
③青森~弘前間の特急列車の自由席利用→×(青森~弘前間の乗車券と特急券が必要)

上記のようになります。

5.北海道&東日本パスと併用したい「オプション券」

概要

正式名称:北海道&東日本パス北海道線特急オプション券
料金:おとな6110円 こども3050円
有効日数:北海道&東日本パスの有効期間内の1日
利用できる列車:JR北海道内の新幹線・特急の自由席
発売箇所:JR北海道・東日本の主な駅の指定席券売機・みどりの窓口

利用できる新幹線・特急列車

新幹線

・北海道新幹線 はやぶさ号:新青森~新函館北斗

北海道新幹線は、全車指定席です。
しかし、特定特急券という制度があり、
北海道新幹線はやぶさ号の「空いている席」を利用できるようになっています。

このオプション券は、北海道新幹線内では、特定特急券の部類にあたるため、空いている席を利用してください。

もし座っている席の指定席特急券をもっている人が来たら、席を譲りましょう。
他の空いている席を利用してください。

特急列車

・特急北斗:函館~札幌(東室蘭・苫小牧経由)

札幌~函館を結ぶ北海道を代表する特急列車です。

1日の定期列車の運行本数は
札幌発 函館行が10本
函館発 札幌行が10本
です。

・特急すずらん:東室蘭~札幌(室蘭~東室蘭は普通列車として運転)

札幌~東室蘭・室蘭間を結ぶ特急列車です。

特急北斗号と同じ区間を走りますが、
すべて電車特急での運行がすずらんの特徴です。

また停車駅も特急北斗号より多く、地域輸送も兼ねていることがわかります。

1日の定期列車の運行本数は
札幌発 東室蘭・室蘭方面が6本
東室蘭・室蘭発 札幌行が6本
です。

・特急ライラック・カムイ:札幌~旭川

札幌~旭川を結ぶ特急街道を走る列車です。

特急ライラックは6両編成 グリーン車付き
特急カムイは5両編成 グリーン車なし
という特徴があります。

停車駅・所要時間に変わりはなく、札幌~旭川間を1時間25分で結びます。

1日の定期列車の運行本数は北海道内屈指です。
札幌発 旭川行は、22本
旭川発 札幌行は、22本
です。

これに加え、次に紹介する特急オホーツク・宗谷も札幌~旭川間を運行しますので、

1日上下25往復の運行があります。

・特急オホーツク:札幌~網走

札幌~網走間を結ぶ、オホーツク地方への特急列車です。

この列車は、北海道内唯一の国鉄型特急183系での運転です。
他の列車よりも古さを感じますが、ノスタルジーな雰囲気を味わうことが出来る列車です。

1日の定期列車の運行本数は
札幌発 網走行が2本
網走発 札幌行が2本
です。

所要時間が5時間を越える珍しい特急です。

・特急宗谷:札幌~稚内

札幌~稚内間を結ぶ、道北地方への特急列車です。

この列車は1日1往復の運転しかないため、号数がついておりません。

これは、日本唯一であり、ここでしか見れない光景となっております。

駅での案内は、「特急宗谷 ○○行」と案内されます。

・特急サロベツ:旭川~稚内

旭川~稚内間を結ぶ、特急列車です。
特急宗谷号を短縮した形の列車で、1日2往復の運転があります。

旭川ですべての列車が特急ライラック号と接続しており、
旭川で途中下車をしなければ、
「稚内~札幌」までの特急料金を通しで買える特例も存在します。


・特急おおぞら:札幌~釧路

札幌~釧路間を結ぶ。道東方面への特急列車です。

1日6往復の運転で、札幌~釧路間は約4時間かかります。

新夕張~新得までの区間は特急列車しか走らない区間があるので、乗車券のみで乗れる特例があります。

・特急とかち:札幌~帯広

特急おおぞらと同じく、道東方面へ向かう列車です。

1日5往復の運転です。
札幌~帯広間は、おおぞら号と合わせて11往復ある計算になります。

おおぞら号と同じく、新夕張~新得間の特例もこの列車で適応することが出来ます。

・特急大雪(不定期運行):旭川~網走

旭川~網走間を結ぶ、特急列車です。

2021年3月のダイヤ改正から臨時列車(不定期列車)に格下げされ、運転しない日が存在します。

乗る予定がある場合は、事前に確認することをおすすめします。

・特急フラノラベンダーエクスプレス(臨時列車):札幌~富良野

札幌~富良野間を結ぶ、観光臨時特急列車です。

運転日は毎年、7月~9月頃までの土日祝日で運転されることが多いです。
運転日はJR北海道の公式ホームページでご確認ください。

・特急ニセコ(臨時列車):札幌~函館(小樽・俱知安経由)

札幌から俱知安・ニセコを経由し、函館に至る観光臨時特急列車です。

普段は運行本数の少ない山線区間を走行する貴重な列車です。

2021年度は9月に運行が予定されているそうです。
詳しくはJR北海道の公式ホームページよりご確認ください。

6.北海道&東日本パスの疑問点

自動改札は使えるか?

利用範囲内で、自動改札設置駅では、利用することが出来ます。

北海道新幹線で、北海道・東日本パスのオプション券を併用する場合は、
自動改札は通れませんのでご注意ください。

北海道新幹線を利用する場合はどうすればよいか?

①北海道&東日本パスと特定特急券を併用する場合
→自動改札に2枚重ねて投入してください。

②北海道&東日本パスとオプション券を併用する場合
→有人改札にて、北海道&東日本パスとオプション券を提示して入場してください。

JR北海道の快速エアポートの「Uシート」・JR東日本ののってたのしい列車「リゾートしらかみ」などの列車は乗れるか?

快速列車の指定席は、別途「指定席券」を購入すれば乗車可能です。

指定席券の購入は、インターネット予約サービス「えきねっと」または主な駅の指定席券売機・みどりの窓口をご利用ください。

快速列車のグリーン車指定席は利用できません。別途乗車券が必要になります。

JR東日本の首都圏を走る2階建てグリーン車は乗れるか?

首都圏を走る2階建てグリーン車は、すべて自由席です。

グリーン車自由席は、北海道&東日本パスでも利用が出来ます。
別途ホーム上のグリーン券売機等であらかじめ、グリーン券を購入して乗車してください。

グリーン車の料金は、事前料金と車内料金の2種類あります。
事前料金の方が安いので乗車前にあらかじめ購入しておきましょう。

7.北海道&東日本パスのメリット・デメリット

メリットが大きい人

・新幹線・特急を利用しなくても移動できる場所へ出かける人
・7日間11330円より多く利用することが見込まれる人
・北海道内をオプション券を併用して特急を利用する人

メリットが少ない人

・新幹線・特急を使って早く移動したい人
・7日間で11330円以上の利用金額を見込めない人

8.まとめ

1日あたり約1620円で利用できる素晴らしいきっぷ

北海道&東日本パスは1日1620円で利用できる格安きっぷです。

この1枚で、東日本。北海道エリアを縦横無尽に移動することが出来るきっぷであることに間違いないです。

しかし、制約も多く、JR東日本の特急列車・新幹線は利用できません。
事前に計画を立てたうえで購入するのが一番いいかなと感じます。

また、7日間使えますが、3日間で11330円の利用金額を越える場合に購入していいと考えます。

有効日数が7日間あるだけであって、無理に7日間使わなくてもいいと思います。

格安のお得なきっぷを使ってこの夏、東日本・北海道の魅力を発見しにいきましょう!

おわり

鉄道トラベラー
ゼロ
ご覧いただきありがとうございます! 2021年8月現在、JRの路線約16000kmを完乗。 2021年7月にはJR北海道を全線完乗。 これまでの鉄道旅の経験をもとに、真の日本の魅力を伝えていくことをモットーにブログサイトを開設! これまでの旅の経験を活かし、列車の乗り方から、お得なきっぷの解説、実際の鉄道旅の様子などを更新中!