2024年1月1日夕方、能登半島を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震が発生しました。
この度の震災で、被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
まだ復興の途中ではあると思いますが、私達ができることをやっていくしかないのかなと感じています。
今回は、「北陸を応援しよう!」という思いでJR東日本から発売された「北陸応援フリーきっぷ」をご紹介していきます。
ぜひ、このきっぷを利用して
- 「北陸地方の美味しい食べ物」
- 「北陸限定のお土産」
- 「北陸エリアの観光地」
を堪能して、北陸を応援していきましょう。
1.北陸応援フリーきっぷとは
「北陸応援フリーきっぷ」は2024年2月14日に発売することが発表され、翌日の2月15日より発売が開始された「お得なきっぷ」です。
利用区間は、「東京都区内⇔北陸フリーエリア」となっており、
- 往路は「北陸新幹線の指定席」
- 復路は「北陸新幹線の自由席」
フリーエリア内は「北陸新幹線の自由席・特急の自由席」が利用できるとてもお得なきっぷです。
有効期間は「4日間」もあり、北陸を満喫するには十分過ぎます。
2.北陸応援フリーきっぷの概要
次に「北陸応援フリーきっぷ」の概要について見ていきます。
利用期間
2024年2月16日〜2024年3月15日
発売期間
2024年2月15日〜2024年3月11日
(利用開始日の1日前までの発売)
発売金額
大人20000円
(小児の設定はありません)
有効期間
連続する4日間
きっぷの仕組み
きっぷが2枚出る仕組みになっており、【往路】と【復路】で分かれています。
- 【往路のきっぷ】は往路のみ利用が可能で
- 【復路のきっぷ】は「フリーエリア+復路」のセットになっています。
【往路のきっぷ】
- 東京都区内→北陸フリーエリアまで1回まで利用可能
(北陸新幹線の指定席が利用可能)
【復路のきっぷ】
- 北陸フリーエリアが「連続する4日間」利用可能
(※フリーエリア内の「北陸新幹線自由席」「特急列車自由席」を含む在来線普通列車が乗り放題)
北陸フリーエリア
(JR東日本公式サイトより引用)
- 北陸フリーエリア→東京都区内まで1回まで利用可能
(北陸新幹線の自由席が利用可能)
- 購入は利用開始日の1日前まで
- 往路は「新幹線の指定席が利用できる」
- 復路は「新幹線の自由席のみ利用ができる」
- フリーエリア内は「北陸新幹線の自由席」「特急の自由席」を差額なしで利用できる
3.おすすめのモデルコース
北陸満喫コース
金沢エリア
東京→金沢/金沢→東京での利用
東京→金沢間は新幹線の指定席を利用すると片道14380円、自由席利用でも片道13850円かかります。
往復利用で28230円ですので、金沢往復した時点で「8230円」のお得になっています。
金沢には、有名な観光地である
- 兼六園
- 近江町市場
- ひがし茶屋街
- 金沢21世紀美術館
等々があります。
また現在は、金沢駅からは大阪方面への特急列車も運行していますので、特急の自由席を利用して
「小松」「加賀温泉」「芦原温泉」と足を伸ばしてより充実した観光が出来ると思います。
特に「加賀温泉」は「片山津温泉」の玄関口で、
「芦原温泉」は「あわら温泉」の玄関口でもあります。
金沢観光+温泉地巡りなんかもいいかもしれないですね。
富山エリア
東京→富山/富山→東京での利用
東京→富山間は新幹線の指定席を利用すると片道12960円、自由席利用でも片道12430円かかります。
往復利用で25390円ですので、富山往復した時点で「5390円」のお得になっています。
富山も観光地が充実しており、市内には
- 富山市ガラス美術館
- 富岩運河環水公園
(世界一美しいスタバと称されるスターバックスもここにあります。)
があります。市内には路面電車が走っており、市内の移動に困ることはありません。
また、少し足を伸ばせば
- 高岡大仏で有名な「高岡市」
- 蜃気楼の街「魚津市」
- ほたるいかミュージアムのある「滑川市」
にも行くことが出来ます。
上記の市へのアクセスは「あいの風とやま鉄道」が担っており、今回の「北陸応援フリーきっぷ」でも利用することが出来ます。
あいの風とやま鉄道の詳しい内容ついてはこちらから
福井エリア
東京→金沢→福井/福井→金沢→東京での利用
現在、東京→福井間は、金沢での乗り換えが必須となっており、乗り換えなしで行くことは出来ません。
2024年3月16日に北陸新幹線が福井県敦賀駅まで延伸されますので、それまでは金沢から特急を利用して向かうことになります。
北陸新幹線の延伸開業についてはこちらから
東京→福井間は新幹線の指定席+特急の自由席を利用すると片道16080円、新幹線自由席利用でも片道15550円かかります。
往復利用で31630円ですので、福井往復した時点で「11630円」のお得になっています。
福井は、恐竜の化石が発掘された場所でも有名です。
福井駅から1時間20分ほど電車やバスを利用して行くと「福井県立恐竜博物館」が勝山市にあります。
また、福井市とは離れていますが「芦原温泉駅」で下車をすれば、「あわら温泉」や「東尋坊」に向かうバスの運行があります。
特急列車の自由席も追加料金なしで利用できるので、是非活用したいところです。
北陸特急堪能コース
2024年3月15日をもって、「敦賀〜金沢間」の特急列車の運行が終了します。
また、翌3月16日には、
- 「金沢〜大聖寺間」は「IRいしかわ鉄道」
- 「大聖寺〜敦賀間」は「ハピラインふくい」
にそれぞれ経営移管されることが決定しています。
特急街道と呼ばれた北陸本線の敦賀以北の区間では、3月16日以降は特急列車が走らなくなるため、見れるのは今だけとなっています。
現在、北陸本線内「敦賀〜金沢間」で運行しているのは
- 「特急サンダーバード」:「大阪〜金沢間」
- 「特急しらさぎ」:「名古屋・米原〜金沢間」
- 「特急ダイナスター」:「福井〜金沢間」
- 「特急おはようエクスプレス」:「敦賀→金沢間」
(平日の朝のみ運行) - 「特急おやすみエクスプレス」:「金沢→敦賀間」
(平日の夜のみ運行)
の5種類となっています。
「特急サンダーバード」「特急しらさぎ」については、
「敦賀までの運転区間短縮」
「特急ダイナスター」「特急おはようエクスプレス」「特急おやすみエクスプレス」については運転終了となります。
今のうちに乗り納めなどを行っておきましょう。
北陸新幹線延伸区間見学コース
北陸新幹線は2024年3月16日に福井県敦賀駅まで延伸開業します。
延伸開業前に巡れるこのきっぷを利用して「今しか見れない風景」を楽しもう!というのが目的です。
延伸開業するのは
- 「小松」
- 「加賀温泉」
- 「芦原温泉」
- 「福井」
- 「越前たけふ」
- 「敦賀」
の6駅です。
「越前たけふ」を除く5駅は、特急列車の停車駅として営業をしているので気軽に見に行く事が出来ます。
延伸開業前の光景などは今しか見れないので是非おすすめです。
私も実際に全6駅を開業前に見てきましたので、後日投稿します。
気になる方はこちらからチェックしてみてください。
4.まとめ
今回は、突如発表された「北陸応援フリーきっぷ」について解説をして行きました。
平日、土休日関わらず利用できるので、なるべく空いていそうな平日を狙って利用したいところです。
特急列車の自由席は両数が少なくなっていることもあり、混雑が予想されます。
行程を組む際には余裕をもった行程がいいでしょう。
是非、「北陸応援フリーきっぷ」を活用して「北陸を元気に!」していきましょう。