旅行や出張時の出費をできるだけ、抑えて移動をしていきたい
といったことがあると思います。
私自身も旅行をする際に、よく費用の削減に取り組みますがなかなか難しい課題です。
今回はそんな「費用削減」に一役買うであろう
「JREポイントを使って新幹線に乗る」
ということをご紹介していきます。
1.JREポイントを新幹線に乗るために必要な準備
JREポイントを利用して新幹線に乗るためには事前に準備が何個か必要になります。
必要な準備
- えきねっとへの会員登録
→新幹線を予約するサイト - JREポイントへの会員登録
→ポイントを貯めるには会員登録が必須 - 「えきねっと」と「JREポイント」の連携
→JREポイントで新幹線に乗るためには必要 - 持っている「交通系ICカード」をえきねっとに登録
→「交通系ICカード」の裏面の「JE等のアルファベット」から始まる番号を登録
以上の4つの登録、連携が必要になります。
えきねっとの会員登録をしておけば、
- 日本全国のJR線の乗車券、特急券の購入ができる
- JR東日本の首都圏の特急列車に乗れる「チケットレス特急」が購入できる
- JR東日本の新幹線・特急の座席がシートマップを見て指定ができる
といったことがどこでも出来ます。
会員登録は無料ですし、年間1回でも新幹線や特急で帰省する人は登録しておいて損はないサイトです。
JREポイントの会員登録を行うことで、
- SuicaやモバイルSuicaでJR東日本に乗ると「乗車ポイント」が貯まる
- ビューカードからモバイルSuicaにチャージすると1.5%分のポイントが還元される
- 駅ナカのお買い物でJREポイントが貯まる
といったメリットがあります。
「えきねっと」と「JREポイント」を連携しておくことで、
- えきねっとで購入した特急券の0.5~10%が還元される
- JREポイントを活用して、特急券や新幹線のチケットに交換できる
といったメリットがあります。
2.JREポイントを利用して新幹線に乗るメリット・デメリット
JREポイントを利用して「新幹線eチケット」に交換するメリット・デメリットをまとめてみます。
メリット
- 乗車日の発車時刻4分前まで交換が可能
- 区間によって「1ポイント1円以上の価値」で利用できる
東京〜仙台:1ポイント約1.43円
東京〜新青森:1ポイント約1.45円
東京〜秋田:1ポイント約1.48円
大宮〜新庄:1ポイント約1.54円
東京〜新潟:1ポイント約1.35円
大宮〜長野:1ポイント約1.42円 - 乗り遅れた際も「後続の新幹線の自由席」に乗車できる
- 乗車券と特急券がセットになっている
デメリット
- JR東日本以外の新幹線に利用できない
- JREポイントが貯まるまで時間がかかる
- 普通車指定席以外の設定がない
- こどもの設定がない(おとな・こども共に同じポイント数)
以上のような「メリット・デメリット」が挙げられます。
利用する際は是非参考にしてみてください。
3.JREポイントで利用できる「新幹線」
まずはじめに「どの新幹線が利用できて、どの新幹線が利用できないのか」を簡単にまとめます
利用できる新幹線
- 東北新幹線:東京〜新青森
- 秋田新幹線:東京〜秋田
- 山形新幹線:東京〜新庄
- 上越新幹線:東京〜新潟
- 北陸新幹線:東京〜上越妙高間
利用できない新幹線
- 北海道新幹線:新青森〜新函館北斗
- 北陸新幹線:上越妙高〜敦賀
- 東海道新幹線:東京〜新大阪
- 山陽新幹線:新大阪〜博多
- 九州新幹線:博多〜鹿児島中央
- 西九州新幹線:武雄温泉〜長崎
以上のようになります。
利用できるのは「JR東日本の新幹線」に限られており、
- JR東海が運営している「東京〜新大阪間」を結ぶ東海道新幹線
- 最近延伸開業した「北陸新幹線」の「上越妙高〜敦賀間」
- 東北新幹線と直通運転をしている「北海道新幹線」
に対しては利用ができないので注意が必要です。
4.各区間の必要ポイント数
各新幹線を利用する際には「JREポイント」が必要になります。
利用区間によって必要なポイント数が異なりますのでよく確認をしておくと良いでしょう。
各必要ポイント数
営業キロ数 | 必要ポイント数 |
0~100km | 2160ポイント |
101~200km | 4620ポイント |
201~400km | 7940ポイント |
401km以上 | 12110ポイント |
東北新幹線の主な区間と必要ポイント数
東京発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
宇都宮 | 4620ポイント |
郡山 | 7940ポイント |
福島 | |
仙台 | |
盛岡 | 12110ポイント |
八戸 | |
新青森 |
大宮発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
宇都宮 | 2160ポイント |
郡山 | 4620ポイント |
福島 | 7940ポイント |
仙台 | |
盛岡 | 12110ポイント |
八戸 | |
新青森 |
秋田新幹線の主な区間と必要ポイント数
東京・大宮発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
角館 | 12110ポイント |
大曲 | |
秋田 |
山形新幹線の主な区間と必要ポイント数
東京発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
米沢 | 7940ポイント |
山形 | |
天童 | |
新庄 | 12110ポイント |
大宮発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
米沢 | 7940ポイント |
山形 | |
天童 | |
新庄 |
上越新幹線の主な区間と必要ポイント数
東京発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
高崎 | 4620ポイント |
越後湯沢 | |
長岡 | 7940ポイント |
新潟 |
大宮発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
高崎 | 2160ポイント |
越後湯沢 | 4620ポイント |
長岡 | 7940ポイント |
新潟 |
北陸新幹線の主な区間と必要ポイント数
東京発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
高崎 | 4620ポイント |
軽井沢 | |
上田 | |
長野 | 7940ポイント |
上越妙高 |
大宮発着
主な駅 | 必要ポイント数 |
高崎 | 2160ポイント |
軽井沢 | 4620ポイント |
上田 | |
長野 | |
上越妙高 | 7940ポイント |
上記の主な区間のほかにも各駅発着(例:仙台〜盛岡、新潟〜越後湯沢、上越妙高〜長野など)に区間を選べるので、柔軟性が高いお得なJREポイントの使い方になります。
この表だけを見ると距離の境目でかなり変わることがよくわかります。
首都圏から高崎、宇都宮、郡山、長野、新庄に関しては、
「東京駅」よりも「大宮駅」からの乗車がポイント数の節約になると感じました。
5.予約方法
JREポイントを使って「新幹線eチケット」に交換する手順をご紹介していきます。
- えきねっとにアクセス
- えきねっとにログイン
- 「JRE POINT特典申込」を選択
- もう一度「JRE POINT特典申込」を選択
- 「新幹線eチケット」を選択
- 「利用する新幹線・区間・利用日・時間・人数」を選択
- 利用したい新幹線の「きっぷ・座席の種類選択へ進む」を選択
- 区間・必要ポイント数を確認して「JRE POINT特典」を選択して、下にスクロールして「次へ」
- 「座席の指定」で、お好みの座席を選ぶ
- 座席を選択後、「申込内容を確認する」へ
- 申込内容を確認し、内容が正しければ「この内容で確定」へ
- 「新幹線eチケット」の利用条件を確認して、「上記の内容を理解した」を選択
- 申込完了
- 申込完了後、「ICカード情報入力画面へ進む」から「ICカード」を紐づける
以上の手順で申し込みをすることで「JREポイント」で「新幹線」に乗車することが出来ます。
6.まとめ
今回は、「JREポイント」を活用して「新幹線eチケット」に交換して、新幹線に乗車する方法をご紹介していきました。
「JREポイント」を1ポイント1円以上で使うことが出来て、お得に新幹線を利用することが出来ます。
また、交通系ICカードに紐づけて利用することが前提になっているので、「みどりの窓口」「指定席券売機」での受け取りが不要な点もポイントです。
ぜひ活用してお得に新幹線に乗車して充実した旅行をしていきましょう。