新幹線・特急列車

【東京ー新函館北斗最速3時間57分】東北新幹線「はやぶさ」の一番早いはやぶさは何号?

東北新幹線を使って移動をする際、どの列車が1番早く目的地に着くのか気にしたことはあるでしょうか?

今回は、

  • 東北新幹線はやぶさ号の最速列車が何号なのか?
  • 所要時間と停車駅は?

等々、気になる点について深堀して行きたいと思います。

1.東北新幹線とは


まず始めに、東北新幹線とはどこを走る路線なのかご紹介していきます。

東北新幹線は、日本の中心駅である「東京駅」から、埼玉県、茨城県、栃木県、福島県、宮城県、岩手県を経て、青森県の「新青森駅」を結ぶ新幹線です。

  • 1982年に「大宮〜盛岡間」の開業に始まり、
  • 1985年には「大宮〜上野間」
  • 1991年に「上野〜東京間」
  • 2002年に「盛岡〜八戸間」
  • 2010年に「八戸〜新青森間」

と徐々に運行区間を拡大して行きました。

2016年3月からは新青森から先の北海道新幹線が開業し、直通運転も開始されました。
現在では「東京〜新函館北斗間」が一体的なダイヤとなっています。

2.東北新幹線の種別

東北新幹線には様々な種別が存在し、種別によって停車駅が異なります。

種別は4種類あります。

  • はやぶさ
  • はやて
  • やまびこ
  • なすの

はやぶさ


はやぶさは、東北新幹線最速達種別であり、日本国内最速320km/h運転を行う種別です。

主な停車駅は、
東京・上野・大宮・仙台・盛岡・新青森・新函館北斗
です。

号数によっては、

  • 仙台から先各駅に止まる「はやぶさ号」
  • 盛岡から先各駅に止まる「はやぶさ号」
  • 八戸のみに停車する「はやぶさ号」
  • 一ノ関のみに停車する「はやぶさ号」と、様々な停車パターンを持っている種別でもあります。

はやて


はやては、主に早朝深夜に「盛岡・新青森〜新函館北斗間」で運転されている区間列車です。

東北新幹線八戸延伸開業時は、東北新幹線最速達種別として活躍をしていました。
2010年の新青森延伸開業時に、最速達種別の座を「はやぶさ号」に譲り、徐々に「はやて号」の数を減らしている種別でもあります。

2024年現在では、盛岡発着1往復と新青森発着1往復の計2往復にまで縮小している希少な「はやて号」です。

やまびこ


やまびこは、主に東京〜仙台・盛岡間で運転され、

仙台行きのやまびこ号は、福島駅まで「山形新幹線つばさ号」と併結して運転しています。

盛岡行きのやまびこ号は、併結運転は無く、仙台より先は各駅停車になるのも特徴的です。

なすの


なすのは、主に東京〜那須塩原・郡山間で運転され、東北新幹線の各駅停車としての役割を果たしています。

各駅停車とは言えど、朝夕の通勤需要に対応するため、グランクラス・グリーン車以外は全車自由席で運行する列車があったり、17両編成で運行するなすの号も存在します。

3.東京発の最速はやぶさ


お待たせしました。ここからは「最速はやぶさ」について見て行きましょう。

東京発の最速はやぶさ号は「2本」存在しており、

  • はやぶさ7号 新函館北斗行
  • はやぶさ13号 新函館北斗行

が該当します。

停車駅は、東京を発車すると

大宮・仙台・盛岡・新青森・新函館北斗

です。

僅か5駅にしか止まらないこと、そして止まる駅全てが主要駅に絞られていることが特徴的です。
また、はやぶさ号は秋田新幹線「こまち号」と連結をして、途中の盛岡駅まで運転をするのですが、最速はやぶさ号にはこまち号は併結されていません。

各駅の発着時間

はやぶさ7号

停車駅 着時間 発時間
東京 8:20発
大宮 8:42着 8:43発
仙台 9:50着 9:51発
盛岡 10:30着 10:31発
新青森 11:18着 11:20発
新函館北斗 12:17着

はやぶさ13号

 停車駅 着時間 発時間
東京 9:36発
大宮 9:58着 9:59発
仙台 11:06着 11:07発
盛岡 11:46着 11:47発
新青森 12:34着 12:36発
新函館北斗 13:33着

4.新函館北斗発の最速はやぶさ


今度は上りの「最速はやぶさ」を見て行きましょう。

新函館北斗発の最速はやぶさ号は「1本」のみであり、

  • はやぶさ44号 東京行

が該当します。

停車駅は、新函館北斗を出発すると

新青森・盛岡・仙台・大宮・東京

です。

上りの最速はやぶさ号と同じく停車駅は僅か5駅となっており、盛岡駅での秋田新幹線「こまち号」の併結はありません。

各駅の発着時間

はやぶさ44号

 停車駅 着時間 発時間
新函館北斗 17:26発
新青森 18:23着 18:25発
盛岡 19:13着 19:14発
仙台 19:53着 19:54発
大宮 21:01着 21:02発
東京 21:23着

5.実際に乗車した感想

今回、実際に「はやぶさ44号」に乗車してきましたのでその時の様子をご紹介します。

乗車日
  • 2024年2月27日
乗車区間
  • 新函館北斗〜東京
乗車列車
  • はやぶさ44号

新函館北斗 17:26発


新函館北斗駅を始発とする「はやぶさ44号」は17:26に発車します。
始発駅時点では各車両に5~10人ほどの乗車であり、席に余裕をもって利用できます。

主な接続列車は以下の通りとなります。

「はやぶさ44号」への接続列車

  • 函館 16:55発 快速はこだてライナー 新函館北斗行
    (新函館北斗 17:14着)
  • 札幌 13:27発 特急北斗14号 函館行
    (新函館北斗 16:58着)

新青森 18:23着 18:25発


新青森駅はJR北海道とJR東日本の境界駅で、乗務員交代があるため約2分程の停車時間があります。

ここからは、「キュンパス」シーズンということもあり、大勢の旅客が乗車してきました。車内はかなり混雑をしますが「全車指定席」ということもあり、立ち客はいませんでした。

主な接続列車は以下の通りとなります。

「はやぶさ44号」への接続列車

  • 弘前 17:41発 奥羽本線 快速 青森行
    (新青森 18:14着)
  • 青森 18:10発 奥羽本線 津軽新城行
    (新青森 18:14着)

盛岡 19:13着 19:14発


盛岡では、乗車が大半を占めており、空いていた席が全て埋まるくらいになりました。

主な接続列車は以下の通りとなります。

「はやぶさ44号」への接続列車

  • 花巻 18:14発 東北本線 盛岡行
    (盛岡 18:57着)
  • 大曲 16:52発 田沢湖線 盛岡行
    (盛岡 18:58着)
  • 八戸 17:05発 青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道線 盛岡行
    (盛岡 18:52着)

仙台 19:53着 19:54発


仙台では旅客の半分が入れ替わり、仙台からはやぶさ号に乗車する人も多く見受けられました。

主な接続列車は以下の通りとなります。

「はやぶさ44号」への接続列車

  • 石巻 17:53発 仙石東北ライン快速 仙台行
    (仙台 18:51着)
  • 山形 18:02発 仙山線 仙台行
    (仙台 19:31着)
  • 小牛田 18:33発 東北本線 仙台行
    (仙台 19:21着)

大宮 21:01着 21:02発


大宮では下車する方が大半を占め、席にも余裕ができました。

大宮では「はやぶさ44号」からの接続列車を見ていきます。
主な接続列車は以下の通りとなります。

「はやぶさ44号」からの在来線接続列車(土休日)

  • 宇都宮線 21:21発 宇都宮行
  • 高崎線 21:13発 籠原行
  • 川越線 21:11発 川越行
  • 埼京線 21:09発 快速 新木場行
  • 京浜東北線 21:08発 大船行
  • 東武アーバンパークライン(東武野田線) 21:13発 柏行
  • ニューシャトル 21:20発 内宿行

東京 21:23着


終点東京には21:23の到着です。
この時間であれば、唯一の寝台特急サンライズ瀬戸・出雲に乗り継ぐことも可能です。

主な接続列車は以下の通りとなります。

「はやぶさ44号」からの在来線接続列車(土休日)

  • 中央線
    21:33発 中央特快 高尾行
    21:45発 特急かいじ57号 甲府行
  • 総武快速線
    21:36発 快速 君津行
    21:41発 快速 成田行
  • 京葉線
    21:37発 快速 上総一ノ宮行
    21:40発 西船橋行
    21:44発 蘇我行
  • 東海道線
    21:32発 小田原行
    21:42発 平塚行
    21:50発 寝台特急サンライズ瀬戸・出雲 高松・出雲市行
  • 東海道新幹線
    21:30発 ひかり667号 名古屋行
    21:45発 こだま811号 浜松行

6.まとめ

今回は、東北新幹線の最速はやぶさ号を調べて乗って見ました。

東京ー新函館北斗間を4時間未満で結ぶのでかなり早い事がわかります。
また最速を実現するために、こまち号との連結は無く停車駅も主要駅に絞られています。

最速3時間57分であることにより、現地での滞在時間が長くすることが出来るので是非最速のはやぶさ号を活用して行きたいですね。

将来は新函館北斗よりも先、札幌延伸の工事が進んでいる北海道新幹線。
東京ー札幌間4時間の実現に向けて日々工事や速達列車の試験走行が実施されています。

今後益々の発展が期待される「はやぶさ号」に目が離せません。

鉄道トラベラー
ゼロ
ご覧いただきありがとうございます! 2022年12月JR全線完乗達成。 これまでの鉄道旅の経験をもとに、真の日本の魅力を伝えていくことをモットーにブログサイトを開設! 旅の経験を活かし、列車の乗り方、お得なきっぷの解説、実際の鉄道旅の様子などを日々更新中!