東海道・山陽新幹線は東京・名古屋・大阪・博多といった太平洋ベルトに沿って走る日本の大動脈です。
東海道・山陽新幹線は観光だけでなく、ビジネス客がとても多いことでも知られています。
そんな東海道・山陽新幹線の7号車は「Swork車両」が連結されています。
通常の普通車指定席と変わらない値段で利用でき、
- 座席での通話が可能
- Web会議での通話が可能
といったビジネス向けの車両になっています。
(ビジネス目的でなくても利用可能です。)
そんな「Swork車両」の中でも追加料金を支払って座れる「SworkPシート」という座席が存在します。
今回は「SworkPシート」に実際に乗車してきましたので
- SworkPシートの基本情報
- SworkPシートの予約方法
- SworkPシートに乗った感想
を書いていきたいと思います。
1.SworkPシートとは(基本情報)
東海道・山陽新幹線の「16両編成の7号車6~10番A席・C席」に設置されている座席を指します。
主な特徴は以下の通りです。
- A席とC席の間にパーティションが設置されている(B席なし)
- 背面テーブルが引き出せるタイプになっている
- ドリンクホルダーがついている
- 通常の指定席料金に+1200円の追加料金を支払えば利用可能
追加料金1200円を支払いだけで以上のような効果があります。
主にビジネス向けに設定されている車両ですが一般の利用も可能なので一人旅等で活用できそうです。
2.SworkPシートの予約方法
SworkPシートの予約方法は主に3つあります。
①駅の指定席券売機(全国のJRの駅)
まず初めに「駅の指定席券売機」で購入することができます。
JR東日本管内であれば、紫色の券売機で購入することができます。
②エクスプレス予約・スマートEX(東海道・山陽新幹線予約サイト)
次に、「東海道・山陽新幹線の予約サイト」である
- エクスプレス予約
- スマートEX
で予約することができます。
③e5489(JR西日本の列車予約サイト)
最後にJR西日本系の予約サイト「e5489」でも予約することができます。
e5489では、通常の支払い方法に加えて「山陽新幹線内完結の利用」であれば、WESTERポイントで利用することができるのも特徴です。
3.SworkPシートに乗った感想
①列車の様子
今回は大みそかの12月31日乗車をしました。
午前11時頃の新大阪発の「のぞみ号」に乗車し、博多駅まで利用しました。
年末年始で「のぞみ号」は全車指定席での運行でした。
乗車率も高く、Swork車両でもB席は埋まらないものの、C席・D席(通路側)もかなり埋まっていました。
その中でも「SworkPシート」を利用していたのは私を含めて2人のみで、他の席は空席でした。
途中の新神戸からの「SworkPシート」を利用される方が乗ってきましたが、主要駅の「岡山駅」「広島駅」からの乗車はなく、逆に通常のSworkシートを含めて下車される方が多い印象でした。
②座席の感想
今回初めて「SworkPシート」を利用しましたが、
「また利用したい!」
と思える座席でした。
今回私が指定したのは、A席で窓側の席でした。
パーティションがあることによって、プライベート空間が保たれていた印象があります。
例えば、
- パソコン作業をしていても他の人の視線を気にしなくて良いこと
- 他の人が下車するときの物音や人の動きなどもあまり気にならないこと
このような環境でしたので、自分の作業に集中できました。
またB席にパーティションとドリンクホルダー付きの荷物置き場が設置されている関係でスペースが広く感じました。
普段は荷棚に置いていたリュックサックなどを荷物置き場に置けたり、ドリンクホルダーに飲み物を置けたりできるので、ゆとりを持って利用できました。
4.まとめ
今回は東海道・山陽新幹線の「SworkPシート」に実際に乗ってみたので、予約方法と乗車した感想をまとめてみました。
良かった点
- B席には確実に人が来ない
- プライベート空間が保たれている
- 1人分の専有面積が通常の席に比べて広くゆとりを持って利用できる
- どの区間を乗っても一律+1200円なので長く乗るほどお得になる
- 山陽新幹線区間のみの利用であれば「WESTERポイント」を利用して乗車できる
悪かった点
- 通常の席と比較すると値段が高くなってしまう
- 短区間乗車の場合でも+1200円の追加料金がかかってしまう
このようにまとめました。
悪かった点の2つは、やはり専有面積が多くなれば料金も高くなってしまう傾向にあります。
しかし追加料金以上に得られたメリットの方が大きいかったです。
繁忙期である年末年始やゴールデンウイーク・お盆の時期に一人で移動される方や一人当たりの専有面積を広くしたい方にはとてもおすすめできる座席です。
ぜひ東海道・山陽新幹線に乗る機会があったら試しに乗ってみるもの良いかもしれません。