【2026年版】モノレール&都区内パス完全ガイド|東京23区のJR線と東京モノレールが休日1日1,450円で乗り放題
「休日に羽田空港まで東京モノレールで行きたいけれど、都内のJRにも何度も乗りたい」「浜松町から湾岸エリアを、モノレールとJRで気ままに巡りたい」と思ったことはありませんか。
そんな日に使えるのが、JR東日本が発売している「モノレール&都区内パス」です。東京23区内のJR線の普通列車・快速列車(普通車自由席)と、東京モノレール全線が、1日乗り降り自由になります。大人1,450円で、モバイルSuicaだけで発売されている、土休日などに使えるきっぷです。
この記事では、JR東日本の公式情報をもとに、モノレール&都区内パスの料金・フリーエリア・利用できる日・買い方・乗り越し精算・払戻しまでを、はじめて使う方にも分かるようにまとめました。通年で使える都区内パスとの違いも比べています。
1. モノレール&都区内パスとは
モノレール&都区内パスは、有効期間が1日間の、東京23区内向けのフリーきっぷです。JR線の範囲は都区内パスと共通で、そこに浜松町から羽田空港へ向かう東京モノレール全線の乗車分が含まれる、というイメージです。
JR線は普通・快速の普通車自由席です4章
休日に、東京モノレールで羽田空港方面へ行き、23区内のJRも乗り降りする日。モノレールだけの往復なら、通常のきっぷや羽田空港発の割引きっぷのほうが安くなることがあります(3章・10章)。モノレールとJRの両方を、何度も乗り降りする日に向いたきっぷです。
こんな人におすすめ・おすすめできない人
| タイプ | 理由 |
|---|---|
| おすすめ:休日に羽田空港方面と都内のJRを両方使う人 | 山手線・京浜東北線などのJR線と、浜松町から羽田空港までの東京モノレールが、1枚で乗り降り自由になります |
| おすすめ:当日の朝にスマホでさっと買いたい人 | モバイルSuicaアプリで、ご利用日当日に購入できます(7章) |
| おすすめできない:モノレールを往復するだけの人 | 浜松町〜羽田空港第2ターミナルの往復だけなら、通常の運賃のほうが安くなります。土休日は、羽田空港発の割引きっぷも選べます(3章の比較表) |
| おすすめできない:平日に出かける人 | 利用できるのは土休日などです。夏休みなどの期間を除き、平日は使えません(8章) |
| おすすめできない:子ども連れ・紙のきっぷで買いたい人 | 小児用の設定はなく、発売はモバイルSuicaだけです |
2. きっぷ概要
| 有効期間 | 1日間 |
|---|---|
| 発売期間 | 土休日、および4月29日〜5月5日・7月20日〜8月31日・12月29日〜1月3日の毎日 |
| 利用期間 | 発売期間と同じ |
| 発売額 | 大人1,450円(小児の設定はありません) |
| フリーエリア | 東京23区内のJR線+東京モノレール全線(4章) |
| 利用できる列車 | 普通列車・快速列車の普通車自由席、東京モノレール |
| 新幹線 | ✕(利用できません) |
| 特急・グリーン車 | ▲(別に特急券・グリーン券等が必要) |
| きっぷの形 | モバイルSuicaのみ |
| 発売箇所 | モバイルSuicaアプリ(ご利用日当日のみ) |
※指定席券売機やみどりの窓口では発売していません。詳しくは7章をご覧ください。
3. 発売額
| 券種 | 発売額 | 備考 |
|---|---|---|
| 大人 | 1,450円 | 2026年3月14日以降の発売額 |
| 小児 | 設定なし | モバイルSuicaのため、こども用はありません |
元が取れる目安(羽田空港第2ターミナルとの往復)
東京モノレールで羽田空港第2ターミナルまで往復する場合を、パス(1,450円)と比べてみます。浜松町以外の駅からは、JR山手線で浜松町に出て乗り換える経路です。
| 往復する区間 | 通常運賃(きっぷ) | 通常運賃(IC) | パス1,450円との差 |
|---|---|---|---|
| 浜松町⇔羽田空港第2ターミナル | 1,040円 | 1,038円 | 通常運賃のほうが、きっぷで410円・ICで412円安い |
| 東京⇔羽田空港第2ターミナル | 1,440円 | 1,436円 | 通常運賃のほうが、きっぷで10円・ICで14円安い |
| 新宿⇔羽田空港第2ターミナル | 1,560円 | 1,544円 | パスのほうが、きっぷで110円・ICで94円安い |
※大人の往復運賃です(JR山手線+東京モノレール)。駅探の運賃表(2026年10月時点)の掲載値で、運賃改定などで変わることがあります。最新の運賃は、JR東日本と東京モノレールの公式サイトでご確認ください。
※モバイルSuicaで利用する場合は、IC運賃と比べるのが目安です。
※東京モノレールに乗る経路(JR山手線+東京モノレール)で比べています。地下鉄や京急線を使う経路など、ほかの経路は含みません。
この比較は、羽田空港との往復だけの場合です。浜松町からの往復なら通常運賃のほうが大きく安く、東京駅からの往復でもわずかに安くなります。新宿駅など浜松町から離れた駅からの往復なら、パスのほうが安くなります。ほかにJRを乗り降りするほど、パスが有利になります。
土休日は「モノレール&山手線内割引きっぷ」も比べよう
東京モノレールには、パスと同じ土休日などに使える「モノレール&山手線内割引きっぷ」があります。羽田空港から、浜松町を経由してJR山手線内の各駅まで、片道1回だけ使えるきっぷです。
| 発売額 | おとな590円/こども290円 |
|---|---|
| 発売箇所 | 羽田空港第1・第2・第3ターミナル駅の自動券売機 |
| 発売日 | ご利用日当日のみ(前売りはありません)。発売する日は、土休日などに設定されています |
| 乗れる範囲 | 羽田空港の3つのターミナル駅から、浜松町経由でJR山手線内の各駅まで。JR線は普通・快速の普通車自由席です |
| 注意 | 片道1回限りで、途中下車はできません。山手線の外側へ乗り越す場合は、別に運賃が必要です |
※発売する日は変わることがあります。最新の発売状況は、東京モノレールの公式サイトでご確認ください。
往路を通常の運賃で羽田空港へ向かい、復路だけこのきっぷを使うと、往復の合計は次のようになります。
| 往復する区間 | 往路(通常運賃)+復路(590円) | パス1,450円との差 |
|---|---|---|
| 東京⇔羽田空港第2ターミナル | きっぷ運賃で1,310円 IC運賃で1,308円 | 割引きっぷの組み合わせのほうが、きっぷで140円・ICで142円安い |
| 新宿⇔羽田空港第2ターミナル | きっぷ運賃で1,370円 IC運賃で1,362円 | 割引きっぷの組み合わせのほうが、きっぷで80円・ICで88円安い |
※往路は、先の表の片道運賃(東京720円・新宿780円。IC運賃は718円・772円)に、復路の590円を足した金額です。
※浜松町からの往復は、片道の通常運賃が520円で割引きっぷの590円より安いため、割引きっぷを使う意味がありません。
4. フリーエリア
フリーエリアは、東京23区内のJR線と、東京モノレール羽田空港線の全線(浜松町〜羽田空港第2ターミナル)です。
モノレール&都区内パスのフリーエリア(簡略図)。接続駅とエリアの端の駅だけを示しています。
JR線のフリーエリア
JR線の範囲は、都区内パスと同じ「東京23区内」です。山手線の全駅をはじめ、京浜東北線(赤羽〜蒲田)、中央線(東京〜西荻窪)、総武線(〜小岩)、常磐線(〜金町)、京葉線(〜葛西臨海公園・新木場)などが含まれます。方面別の駅やエリアの端の注意点は、都区内パス完全ガイドで詳しくまとめています。
■ 関連:【2026年版】都区内パス完全ガイド|東京23区のJR線が1日870円で乗り放題
東京モノレールの路線図とフリーエリア
東京モノレールは、浜松町から羽田空港第2ターミナルまで、全11駅がフリーエリアです。JR山手線・京浜東北線が乗り入れる浜松町を起点に、天王洲アイル、昭和島、天空橋などを通って、羽田空港の3つのターミナル駅に向かいます。
- 東京モノレール羽田空港線
- 浜松町乗り降り自由JR山手線・京浜東北線に乗換
- 天王洲アイル乗り降り自由りんかい線に乗換(りんかい線は対象外)
- 大井競馬場前乗り降り自由
- 流通センター乗り降り自由
- 昭和島乗り降り自由
- 整備場乗り降り自由
- 天空橋乗り降り自由京急空港線に乗換(京急線は対象外)
- 羽田空港第3ターミナル乗り降り自由
- 新整備場乗り降り自由
- 羽田空港第1ターミナル乗り降り自由
- 羽田空港第2ターミナル乗り降り自由
※東京モノレールの駅は、羽田空港線の全11駅です。
5. 利用できる列車・座席
基本は、普通列車と快速列車の普通車自由席と、東京モノレールです。区分ごとの扱いは次のとおりです。
| 区分 | モノレール&都区内パス |
|---|---|
| 普通列車・快速列車の普通車自由席 | 〇 |
| 普通列車・快速列車の指定席 | ▲ |
| 普通列車のグリーン車 | ▲ |
| 東京モノレール | 〇 |
| 在来線の特急列車・急行列車 | ▲ |
| 新幹線(すべて) | ✕ |
| BRT | ✕ |
〇=利用できます ▲=運賃のみ有効です(別に特急券・グリーン券・指定席券等が必要) ✕=利用できません
※在来線の特急・急行は、座席の種類(自由席・指定席・グリーン車・寝台など)を問わず、運賃のみ有効(▲)です。
新幹線は、東京23区内の区間も含めて利用できません。新幹線にも乗れる首都圏のきっぷを探している方は、休日おでかけパスが選択肢になります。くわしくは、のんびりホリデーSuicaパス・休日おでかけパス完全ガイドをご覧ください。
6. 利用条件・注意事項
基本ルール
| 乗り降り自由な範囲 | フリーエリア内のJR線の普通列車・快速列車の普通車自由席、東京モノレール全線 |
|---|---|
| 特急列車 | 別に特急券等が必要です |
| 普通列車のグリーン車 | 別にグリーン券等が必要です |
| 新幹線 | 利用できません |
| 有効日 | モバイルSuicaに表示された日付の1日分のみ有効です。日付が変わっても、その日の最終電車までは使えます |
| 有効期間開始日の変更 | できません |
フリーエリア外へ乗り越したときの精算
JR東日本の案内では、モバイルSuicaで利用するおトクなきっぷは、フリーエリアの外へ乗り越した場合や、外から乗車した場合の運賃を、改札機にタッチするだけで精算できると紹介されています。モノレール&都区内パスも、その対象のきっぷとして掲載されています。精算額は、モバイルSuicaのチャージ残額から引き落とされます。
7. 購入方法
| 購入できる場所 | モバイルSuicaアプリのみです。指定席券売機やみどりの窓口では発売していません |
|---|---|
| 購入できる日 | ご利用日当日のみです。前売りはありません |
| 購入できない場合 | ・すでに改札に入っている状態のモバイルSuica ・モバイルSuica定期券を使っているモバイルSuica |
| アプリ | iPhoneは「Suica」アプリ、Androidは「モバイルSuica」アプリです。アプリのダウンロード・利用にかかる通信料は、利用者の負担です |
8. 利用できる日
モノレール&都区内パスは、次の日に限り発売・利用できます。通年で使える都区内パスとは、ここが大きく違います。
| 期間 | 利用できる日 |
|---|---|
| 通年 | 土休日 |
| 春(ゴールデンウィーク) | 4月29日〜5月5日の毎日 |
| 夏 | 7月20日〜8月31日の毎日 |
| 年末年始 | 12月29日〜1月3日の毎日 |
つまり、夏休み期間(7月20日〜8月31日)は平日でも使えます。ゴールデンウィークや年末年始も、平日を含めて毎日使えます。これ以外の平日は、発売も利用もできません。
9. 変更・払戻し
| 有効期間開始日の変更 | できません |
|---|---|
| 払戻し | 未使用で、有効日の23時45分まで、モバイルSuicaアプリ内で払戻しできます(手数料220円) |
| 運行不能・遅延時の払戻し | 電車が止まった・遅れたことを理由にした払戻しは、取り扱っていません |
10. 他の首都圏のきっぷとの違い
行く範囲や使う乗りものによって、お得なきっぷは変わります。JR東日本の首都圏向けの主なきっぷを比べてみましょう。
| きっぷ | 発売額 | 乗れる範囲 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 都区内パス | 大人870円 小児430円 | 東京23区内のJR線 | 通年利用できる |
| モノレール&都区内パス | 大人1,450円 | 東京23区内のJR線+東京モノレール全線 | 土休日など。モバイルSuicaのみで発売 |
| 東京フリーきっぷ | 大人1,720円 小児860円 | 東京23区内のJR線+東京メトロ・都営地下鉄・日暮里・舎人ライナー・都電・都バス | 通年利用できる。地下鉄・バスも使いたい日向け |
| のんびりホリデー Suicaパス | 大人2,850円 小児1,420円 | 首都圏の広いフリーエリアのJR線+りんかい線+東京モノレール | 土休日など。新幹線は不可 |
| 休日おでかけパス | 大人2,950円 小児1,470円 | 同上+新幹線(東京〜小山、大宮〜本庄早稲田。東海道新幹線を除く) | 土休日など。新幹線は特急券が別に必要 |
| ヨコハマ・みなとみらいパス | 大人560円 小児280円 | 京浜東北・根岸線(横浜〜新杉田)+みなとみらい線 | 横浜の中心部だけを巡る日向け |
どれを選ぶ?目安
モノレール&都区内パスは、JRとモノレールの両方を、その日に何度も乗り降りするかが選ぶ目安です。JRだけで足りる日は都区内パス、モノレールを往復するだけの日は通常の運賃のほうが安くなる場合があります(3章の比較表では、浜松町駅・東京駅からの往復は通常運賃のほうが、新宿駅からの往復はパスのほうが安くなります。ただし、復路に羽田空港発の割引きっぷを使うと、東京駅・新宿駅からの往復も、パスより安くなる場合があります)。その日の行き先に合わせて選びましょう。
11. おすすめモデルルート
ここで紹介するのは、フリーエリアの路線をもとにした、路線の組み合わせ例(コース案)です。実際に乗車した行程ではなく、乗り継ぎ時間や所要時間は掲載していません。列車の本数や乗り換え時間は、事前に時刻表で確認して計画を立てましょう。
| コース | ルート | ポイント |
|---|---|---|
| ①羽田空港ぐるりコース | 東京→(山手線)→浜松町→(東京モノレール)→羽田空港第3ターミナル→羽田空港第1ターミナル→羽田空港第2ターミナル | 羽田空港の3つのターミナル駅を、すべて乗り降り自由で回れる |
| ②モノレール各駅コース | 浜松町→天王洲アイル→大井競馬場前→流通センター→昭和島→整備場→天空橋 | 気になる駅で何度でも途中下車できる。天空橋は京急線との乗換駅だが、京急線は対象外 |
| ③京浜東北線+モノレールコース | 蒲田→(京浜東北線)→浜松町→(東京モノレール)→羽田空港第2ターミナル | 蒲田は、京浜東北線のフリーエリアの南の端。JRとモノレールを乗り継ぐ定番の組み合わせ |
| ④山手線+モノレールコース | 上野→(山手線)→浜松町→(東京モノレール)→天王洲アイル | 天王洲アイルでりんかい線に乗り換えられるが、りんかい線の運賃は別に必要 |
12. モノレール&都区内パスのよくある質問
平日でも使えますか?
モノレール&都区内パスで、どこまで乗れますか?
羽田空港まで使えますか?
りんかい線や京急線にも乗れますか?
紙のきっぷやSuicaカードで買えますか?
前日までに買っておけますか?
子ども用はありますか?
改札に入ったあとでも買えますか?
特急列車やグリーン車に乗れますか?
新幹線に乗れますか?
フリーエリア外から乗って、エリア内で降りることはできますか?
払戻しはできますか?
モノレール&山手線内割引きっぷとの違いは何ですか?
都区内パスとの違いは何ですか?
13. まとめ
- モノレール&都区内パスは、東京23区内のJR線(普通・快速の普通車自由席)と東京モノレール全線が1日乗り放題になるきっぷ
- 発売額は大人1,450円のみ。小児用はなく、都区内パス(870円)より580円高い
- 発売・利用できるのは土休日などの限られた日。夏休み・ゴールデンウィーク・年末年始は平日も使える
- 購入はモバイルSuicaアプリのみで、ご利用日当日だけ。改札に入場済みだと買えない
- 新幹線は不可。特急・グリーン車は別に特急券・グリーン券が必要。りんかい線・京急線は対象外
- モノレールの往復だけなら、通常運賃や羽田空港発の割引きっぷのほうが安い場合がある。JRとモノレールを両方使う日に向いている

