皆さん、新年あけましておめでとうございます。
本年も、「鉄道×旅行情報局」をよろしくお願いいたします。
皆さんに分かりやすいタイトルの方が良いと感じたので、
年が変わる同時にしれっと改名しました。
さて、新年一発目の記事は、
2021年春のダイヤ改正でJR東日本管内がどのように変わるのか。
主な改正内容をエリア別に見ていきましょう!
ダイヤ改正実施日は、2021年3月13日です!
- 首都圏エリア
- 東北エリア
- 信越エリア
- 新幹線
- まとめ
首都圏エリア
1.各路線終電繰り上げへ
新型コロナウイルスの感染拡大により、深夜帯の利用者減少により、今回のダイヤ改正で終電繰り上げが実施されます。
対象線区は以下の通りです。(※繰り上げ時間は最大時分を紹介してます。各駅により繰り上げ時間が異なります。)
・山手線
・京浜東北・根岸線
・東海道線
・横須賀線
・宇都宮線
・高崎線
・埼京線
・常磐線快速・常磐線
・常磐線各駅停車
・中央線快速電車
・中央・総武線各駅停車
・青梅線
・八高線
・南武線
・横浜線
・武蔵野線
・京葉線
の17線区で終電繰り上げを実施します。
おおむね最大30分。平均的にみると15分~20分程の最終列車の繰り上げが実施されます。
2.東海道線特急「踊り子」号 185系からE257系に置き換えが完了
東海道線系統では、昨年のダイヤ改正に続き改革が進みます。
昨年は、スーパービュー踊り子が廃止になり、サフィール踊り子がデビュー。
踊り子にE257系が導入されました。
今回のダイヤ改正で、踊り子が遂に、E257系に統一されます。
運行本数も、現在の本数を維持し、伊豆箱根鉄道駿豆線の修善寺までの乗り入れも継続されます。
![](https://tabiblo007.com/wp-content/uploads/2020/11/20200315_1235321-320x180.jpg)
3.東海道線通勤ライナー「湘南ライナー」「おはようライナー新宿・ホームライナー小田原」廃止
2021年3月12日をもって、東京・新宿ー小田原を結ぶ、
通勤ライナー「湘南ライナー」「おはようライナー新宿・ホームライナー小田原」
が廃止されます。
185系・215系のメイン運用がこの列車だったので、廃止後はどのようになってしまうのか。
記録はお早めに。
4.通勤特急「湘南」誕生
通勤ライナー「湘南ライナー」「おはようライナー新宿・ホームライナー小田原」の廃止
に伴い、特急へ格上げ。
特急「湘南」が2021年3月13日にデビューします。
運行区間は、東京・新宿ー小田原間で変わりません。
しかし、特急になり料金は実質的に値上げされます。
5.特急「踊り子」「湘南」にチケットレスサービス開始
東海道線に通勤特急のデビュー、踊り子号新型車両への置き換え完了とくれば、
チケットレスサービスの開始です。
一昨年のダイヤ改正で、中央線特急がE353系への統一、
チケットレスサービスの導入と完全に同じ流れになりました。
チケットレスサービスの導入をすることで、踊り子・湘南は全車指定席での運転です。
自由席はなくなります。
そして、乗継割引からの対象からもはずれ、
熱海・小田原での東海道新幹線との乗継割引が適用外になります。
6.房総・鹿島地区に新型車両E131系導入
房総・鹿島地区には、209系の置き換え車となる、E131系がデビューします。
この列車はワンマン運転対応車なので、利用者の減少が進む、南房総地区や鹿島地区での運用が想定されます。
今回のダイヤ改正から、新型車両での内房線・外房線直通列車も設定され、
安房鴨川駅での乗換を無くすなど、利便性向上が期待されます。
7.東海道線・宇都宮線・高崎線の「通勤快速」廃止
これは、皆さんも驚きの発表だったと思います。
現在、夕方の帰宅ラッシュ時間に遠近分離を行うために設定されている、
「通勤快速」が上野東京ライン系統で一斉に廃止になります。
通勤快速廃止後は、種別が快速・普通に変更される見込みです。
東海道線の通勤快速は、川崎・横浜通過という恐ろしい列車だったので、廃止が悔やまれるところです。
8.高崎線特急「あかぎ」「スワローあかぎ」全列車「北本・鴻巣」に停車、一部列車運転取りやめ
高崎線特急からは、「あかぎ」「スワローあかぎ」の全列車が「北本・鴻巣」に停車し、
停車駅を統一し、利便性を高めます。
一部特急列車の運転を取りやめます。
■運転を取りやめる列車
スワローあかぎ15号
あかぎ10号
■高崎~前橋間については運転を取りやめる列車
スワローあかぎ8号
スワローあかぎ9号
スワローあかぎ13号
あかぎ8号
あかぎ9号
9.特急成田エクスプレス、高尾行から八王子行に短縮
特急成田エクスプレスは利用状況に合わせ、運転区間の短縮を行います。
★運行区間を変更する列車
・高尾始発から八王子始発に変更する列車
成田エクスプレス3号
成田エクスプレス7号
・高尾行から八王子行に変更する列車
成田エクスプレス50号
成田エクスプレス52号
10.水戸線全線でワンマン運転開始
水戸線では、全列車でワンマン運転を開始します。
ワンマン運転開始による、乗降時のルールに変更はありません。
すべてのドアから乗り降りが可能です。
11.水郡線 3月27日より全線運転再開!
2019年10月の台風被害にあった、袋田ー常陸大子間の復旧工事が完了し、運転を再開します。
運転再開日時は、2021年3月27日です。
東北エリア
1.仙台エリアの「東北本線」「常磐線」「仙台空港アクセス線」を白紙ダイヤ改正
仙台エリアでは、白紙ダイヤ改正を実施し、乗り換えの改善、運行区間の変更、発車時刻の変更が発生します。
仙台シティラビット運転終了 福島ー仙台間は、白石で系統分離をし、全列車各駅停車で運転
日中時間帯の輸送障害時の影響を最小限に抑えるため、白石で系統分離を行い、白石では対面乗り換えを行います。
拠点駅を中心に折り返し運転を行い、輸送障害時での可能な限り、
通常運行を目指すようで、列車の通常運行向上が期待されます。
2.五能線の全列車・津軽線・一部の奥羽本線でGV-E400系導入 五能線でのキハ40の運転終了
次世代ハイブリッド気動車GV-E400系の導入を拡大します。
五能線では、全列車GV-E400系での運転。老朽化したキハ40を置き換えます。
津軽線・一部の奥羽本線の列車にもGV-E400系での運用が開始されます。
3.奥羽本線秋田ー土崎間に「泉外旭川駅」新規開業
秋田駅のお隣に、新駅「泉外旭川(いずみそとあさひかわ)駅」が開業します。
特急・快速リゾートしらかみ以外の列車は、すべて停車となり、秋田市郊外の需要拡大が見込まれます。
4.男鹿線の全列車EV-E801系に置き換え
男鹿線は、EV-E801系にすべて置き換わります。
現在、1編成での運転でしたが、老朽化したキハ40を置き換え、同時にワンマン運転を開始します。
これにて、秋田支社でのキハ40での運転がすべて終了する見込みです。
記録はお早めに。
信越エリア
1.快速「らくらくトレイン村上」廃止
利用者減少に伴い、快速「らくらくトレイン村上」が廃止されます。
また、村上発新潟行のE657系での運転も廃止されます。
2.快速「らくらくトレイン信越」を全車指定席の快速「信越」へ
らくらくトレイン村上が廃止になり、らくらくトレインシリーズ最後になる
「らくらくトレイン信越」は、新潟発の列車は、全車指定席の快速「信越」に改名されます。
全車指定席にすることにより、密の回避や事前の予約をえきねっとですることが可能になります。
3.快速「おはよう信越」を快速「信越」へ改名
直江津発の新潟行の快速「おはよう信越」も、快速「信越」へ改名
こちらには、全車指定席の記載がないので、どのようになるか今後注目です。
新幹線
1.上野ー大宮間の最高速度を130km/hに引き上げ
上野ー大宮間のスピードアップにより、所要時間の短縮が見込まれます。
全列車、約1分程の短縮になり、線路容量が逼迫する区間の運転効率アップが期待されます。
2.上越新幹線にE7系を追加投入 E4系、2021年秋ごろ引退へ
上越新幹線にE7系の導入が再開し、順次E4系が引退していきます。
2019年の台風被害により、E7系に廃車が発生し、
上越新幹線に導入予定だった車両を北陸新幹線に導入しておりました。
北陸新幹線への導入が完了し、上越新幹線への導入が再開されます。
導入が再開に伴い、E4系の運用をE7系での運用に置き換えます。
順次、置き換えをし、E4系の引退が2021年秋ごろに確定しました。
記録はお早めに。
3.東北新幹線はやぶさ20号・37号運転取りやめ
東北新幹線では、利用者減少に伴い、一部のはやぶさ号の運転を取りやめます。
まとめ
全体的にみると、縮小ダイヤ改正だったなと感じる内容でした。
新型コロナウイルスの感染拡大、リモートワークの拡大等で利用者の減少が顕著になりました。
特に、深夜の利用が減少し、終電の繰り上げにも踏み切りました。
来年のダイヤ改正は、今年より良いものになることを願っております。
おわり